イギリスで生まれた信用金庫
◆イギリスで生まれた信用金庫 信用金庫は、19世紀にイギリスのマンチェスター地方で生まれた協同組合運動がルーツである。 協同組合は、1844年のイギリスの織物の町・ロッチデールで劣悪な商品を高価で買わされていた労働者が、日常生活用品の共同購入や生産物の共同販売をするために団結したのが最初だ。 以降、商品経済の発達で資本が必要になった農民が高利貸に対抗して信用組合をつくる、というように、資本主義の矛盾に対応するために農民や労働者が必要に迫られて発展して誕生した。 日本では、明治政府が、農村の不況対策として、ドイツの商工業者の信用組合等を手本に1900年、「産業組合法」を制定させ、協同組合の普及に努めた。 この産業組合こそが、現在の生活協同組合や農業協同組合、信用金庫の原点なのである。 これらの組織に共通するのは、共同購入や共同販売、共同出資などの組織をつくることによって、一人ひとりでは小さな力しかない人たちが、より大きな力をもって助け合っていくという、その公共的な使命である。
中央三井信託銀行
●中央三井信託銀行 中央三井信託銀行は、三井トラスト・ホールディングスの子会社であり、リテール信託業務、バンキング業務、証券代行業務、不動産業務などが業務の中心である。 個人向けには、投資信託・年金保険の販売業務において、顧客のニーズをとらえた新商品を続々と投入し、取扱いを拡大している。 また、貸出しにおいては住宅ローンを主力商品とし、企業向けには不動産ノンリコースローン、スモールビジネスローン、企業再生関連ファイナンスなどの取組みを強化している。 以上のように、信託銀行は、その業務特性に応じた専門性とノウハウを培いながらも、個人および法人向けの新しい金融サービス提供の担い手になりつつある。
三井アセット信託銀行
●三井アセット信託銀行 三井アセット信託銀行は、三井トラスト・ホールディングスの子会社であり、受託資産運用・管理業務、年金制度管理業務が中心の信託銀行である。 とくに受託資産管理業務では、出資している日本トラスティ・サービス信託銀行への資産移管により同社の資産残は日本最大クラスになり、スケールメリットを生み出している。 また、年金制度管理業務においては、確定拠出年金等にも積極的に取り組み、退職給付制度全般にわたるコンサルティングサービスなども推進している。
住友信託銀行 みずほ信託銀行
●住友信託銀行 住友信託銀行は、不動産の投資運用力や不動産マーケットへのアクセスカに強みを持つ。 たとえば、低利の住宅ローンやリバースモーゲージ(高齢者が居住する家や土地などの不動産を担保として、一括または年金の形で融資金を受け取り、受けた融資の返済については、利用者が死亡、転居、相続などによって契約が終了したときに不動産を処分することで一括返済する)などの新商品開発を手がけるスピードが早いのが特徴である。 ●みずほ信託銀行 みずほ信託銀行は、みずほフィナンシャルグループの子会社で、個人、法人取引の両分野で強みを持つ信託銀行である。 たとえば、6000億円もの残高を達成した信託商品「貯蓄の達人」は、ペイオフ対策商品として安全性と収益性を願う顧客のニーズに応えた商品である。 同行は、信託方式による債権流動化のパイオニアでもあり、そのノウハウを活かして、小口多数の自動車ローン債権等で運用する個人向け商品が人気になっている。
信託銀行と金融業界
